永見市長に債権放棄を申し入れ-景観市民の会

国立市長 永見理夫 様

元市長上原公子さんに対する
国立市の債権を放棄することを求める申し入れ


くにたち大学通り景観市民の会


永見市長と面談

永見市長(右)に申し入れを手渡す
景観市民の会・共同代表の佐々木茂樹さん

 私たちは、明和マンション問題をめぐり国立市が上原さんに対して求償裁判を起こして以降、一市民である上原さんに損害賠償を求めること自体が問題であるとして、裁判の不当性を訴えてきました。
残念ながら、昨年12月の最高裁判決によって国立市の債権が法的には確定したことになります。

 これを受け、市長として、国立市にはなんら損害がないことであるにもかかわらず、上原さんを丸裸にするようなことを本当になされるおつもりなのでしょうか。「人間を大切にする」という国立市の姿勢はどこにいったのでしょうか。

 佐藤前市長ともこの問題について何回か話し合いをしてきましたが、佐藤さんは「金の問題ではない」ということをおっしゃっていました。政治的な背後関係の中で、裁判を継続せざるを得なかったということなのでしょうが、この裁判の理不尽さは理解されていたのだと思われます。

 この裁判が「いじめ」そのものであることは多くの人が理解をしています。学校では「いじめ」はあってはならないものとされています。大人の社会もそれを見習うべきではないでしょうか。

 「人間を大切にする」国立市では、市民一人一人が大切にされなければなりません。そのような国立市の首長として、ぜひとも、上原元市長に対する債権を放棄するご決断をされるよう要望いたします。

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(以下、景観市民の会ブログより転載)

 1月24日、私たちは、国立市・永見新市長と面会し、「上原公子元市長に対する国立市の債権を放棄することを求める」申し入れをしてきました。以下に訴えを添付してありますので、ご覧いただきたいと思います。

 永見新市長は、30分の短い面会時間に、「感情論ではなく」との言葉を何度か使いながら、「行政の長として、賠償請求を執行する義務がある。そのことについて、裁量の余地はない。あると思われるなら、逆にお聞きしたい」と、私たちに問題を投げかけるような話し方をされました。

 永見市長は、故・佐藤市長の市政を全面的に引き継いだ市長で、この問題は、前市長が抱えた問題だから粛々と執行するしかないとの論調でした。が、ご自身が話された通り、たとえ、副市長着任早々といえども、上原さんに賠償請求することが定まった発端となる住民訴訟控訴取り下げ=地裁判断の確定に「決裁」印を押した当事者です。
 さらに、行政マンとして17年にわたる景観訴訟のすべてに関わり、国立市が、議会や審議会等民主的プロセスを経て景観保護をすすめた経過も全部ご存知です。

 面会中、終始笑顔で接せられましたが、明和地所と闘っていた当時と真逆の立場を取り、今回、ひとり上原元市長に全責任を被せ、賠償金をも求める立場になったことの矛盾をどう受け止めているのでしょう。債権放棄については、最初から思考を停止されて、「争い」を解決するために、難しい政治マターを含めてあらゆる方法を検討しようとする気持ちは感じられませんでした。残念です。

 古くから景観裁判に関わってきたある市議経験者から、「元市長に賠償請求するようなことに気が進まない、あるいは理不尽なこととして気が重いと思われているのかどうかが大事。どうなんですか」との鋭い問いに対して、「住民間で争うのなんて(誰でも)イヤですよ、そりゃあ!」と反応されていました。が、本音はよく見えませんでした。
 私たちが「申し入れ」文に書いた通り、これからも、永見市長の政治家としての良識に訴えるべく、できる限り要請を続け、あらゆる活動を展開していきたいと考えています。(転載ここまで)

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注)上原公子さん一人に「賠償」を請求した佐藤一夫前市長は問題の最中、昨年11月に現職のまま死去。副市長だった永見理夫氏があとを継いだ経緯がある。


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